2020年12月28日

感謝の言葉とコミュニケーション(1)〜人を想う心を大切にするCRM〜

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「ありがとう」という感謝の言葉

早いもので2020年が終わろうとしていますが、2020年は新型コロナウイルスに翻弄された一年だったかと思います。

今から四半世紀前に起きた阪神淡路大震災でボランティアとして現地で救援物資の配達等を行いました。
その際、被災されたご年配の女性に「ありがとう」と言われたことが、今でも心の支えになっています。

この「ありがとう」という言葉、とても大きな力を持っている言葉だと思います。
感謝の言葉として素直に発することで人間関係の構築においても、非常に有効な潤滑油になるのではないでしょうか。
しかし「ありがとう」と声に出して言うことが普段の生活や仕事の中でどれだけあるでしょうか?

照れやタイミングの問題等で言いそびれることもあるでしょうし、単にめんどくさいから言わないといったこともあるでしょう。

しかし、もし自分が感謝の言葉「ありがとう」を言われたら、照れくさいながらも嬉しいと感じるのではないでしょうか。
もっと大きなことを言うと、感謝の言葉は相手に対する尊敬の念ではないかと思います。

相手に対して尊敬の念をもって接することは非常に大切なことで、組織やグループでは尊敬の念を互いに持つことでコミュニケーションも活発になると思います。
尊敬の念を持てば、思いやりをもって接することができ、結果として相互理解が深まることになると思います。

また、自社内だけでなく、お客様からの感謝の言葉はいろいろなことが報われた瞬間になり、さらなるモチベーション向上にもつながるものだと思います。

「お買い上げいただきありがとうございます。」はお客様に対しての感謝の言葉、「御社の商品ですごく体調が良くなった、ありがとう。」はお客様からの感謝の言葉、「ありがとう」がお客様との間で往復することが理想の関係性だと思います。


コミュニケーションとは相互理解

「コミュニケーション」には様々な意味がありますが、個人的に一番しっくりくるのは「相互理解」だと思います。
コミュニケーションは相互理解を深めるための手段だと思っています。
コミュニケーションを円滑に、そして活発にするためには尊敬の念をもって相手に接する必要があり、尊敬の念を一番的確に表現している言葉が感謝の言葉である「ありがとう」ではないかと思います。

気持ちや思い・考えは声に出してこそ相手に伝わるものだと思いますが、日本では古くから「あ・うんの呼吸」・「以心伝心」・「目は口ほどに物を言う」等、声に出さないで意思の疎通を図るという意味の言葉が多くあります。
これらは深く相互理解をしていれば成立するもので、最初から声に出さずに意思の疎通が図れるとは思いません。
(一目惚れ等の例外もあると思いますが・・・・)

大事な気持ち、思い・考えは必ず声に出して伝えてこそ、初めて価値のあるものになると思います。
その際、尊敬の念を持って相手を思いやることで、より深く伝わると思います。
そして、「感謝の気持ちと言葉」を声に出すことで自分自身も変わると思います。

人はきっと何かに貢献することで喜びを感じると思います。
「何かのために」・「誰かのために」・「社会のために」等、さらには「自分のために」、貢献したいと思っているはずです。
だからこそ、「ありがとう」という感謝の言葉は相互理解を深めるためのマジックワードだと思っています。

次回に続く

今回のブログは一見するとCRMやリテンションマーケティングにつながることはあまり書かれていないですが、「ありがとう」という感謝の言葉の積み上げがリピートやリテンションにつながり、「ありがとう」の往復が自社のファンを醸成するものになります。
そんな「ありがとう」の積み上げや往復をどのように行っていくかを次回のブログに掲載します。

次回「感謝の言葉とコミュニケーション(2)」へつづく

 

記事 : T.P

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