2020年11月4日

SNSインフルエンサーマーケティングとリテンションマーケティング

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SNSの特徴

4大SNSと言えばTwitter、Facebook、Instagram、LINEが代表的なSNSだと思いますが、全てのSNSを使い分けて情報の取捨選択を行っているユーザーはそう多くないと思います。
例えばTwitterは情報収集をする為に使っていたり、Facebookはたまに情報発信はするけど積極的ではなかったり、Instagramはトレンドをキャッチするために見ていたり、LINEは連絡手段として利用しているユーザーなど、年代や性別によってもそれぞれの使い方は様々です。

Twitterが日本で開始されたのは2008年で、そのおよそ1か月後にFacebookも日本で開始されるようになりました。Instagramに関しては2010年に開始され、開始わずか3か月でユーザー数が100万人に達しました。その翌年の2011年にLINEは開始され、当時はチャット機能のみのリリースで、通話機能やスタンプさえなかったようです。

サービスリリースからの年数を見てみると、十年前後という事がわかります。
それだけSNSは急速に発展、浸透しいろいろな機能が実装され、私たちの日常生活の中の一つのツールとして存在しているのではないでしょうか?

インフルエンサーとは

インフルエンサーとは、「世間に与える影響力が大きい行動を行う人物のこと」を意味しており、その様な人物の発信する情報として、企業の告知、周知・宣伝を行う活動の事をインフルエンサー・マーケティングと呼んでいます。
昨今のSNSには、そんなインフルエンサーと呼ばれる専門的知識を持ったユーザーが多数存在し、またその力を借りたマーケティング手法も数多くの会社がサポートし始めている状況です。

インフルエンサーの数がどんどん増えるにつれてそれをサポートする企業もたくさん増えてきている現状ですが、企業は誰と繋がり、インフルエンサーの専門的知識を活かすべきでしょうか?
フォロワーが多い人がインフルエンサーを選択する基準にしていた時代は一昔前の話です。
例えばフォロワーの数が少ないインフルエンサーでも、フォロワーとちゃんと相互関係を持っていたり、一見自社の製品とは遠い存在にいるように見えるインフルエンサーでも、投稿の内容や考え方によっては、御社と親和性の高いインフルエンサーかも知れません。

ポイントはフォロワーの数ではなく、投稿内容やハッシュタグの内容、エンゲージメント率です。


マーケティングにおけるインフルエンサー活用術

ある企業の事例ですが、フォロワーが数十万人というインフルエンサーというだけで、情報の発信を依頼したのですが、その結果は想定を大きく外し、想定していた反応はほとんど無く、よい結果を得られなかったというお話を聞きました。
企業の担当者は代理店担当者に聞きました「多額の資金を投じてお仕事を依頼したのに、なぜ販売に結び付かなかったのか?」と。
代理店からの答えはこうでした。「他にもお仕事を依頼していた会社があり、そちらの方が費用が多かったから」という理由だったそうです。

このようなことを未然に防ぐためにも、お客様の継続的なご利用を意識したリテンションマーケティングやCRMの考え方では、企業としてインフルエンサーを選択する時は、フォロワー数ではなく、自社が最終的に情報を受け取ってほしい人が誰なのかという事をイメージし、それを広めるお手伝いをしてくれるインフルエンサーは誰なのか?という視点で選ぶことが大切です。

最近では代理店を通さずに、企業担当者から直接インフルエンサーにアプローチをするケースが増えています。また、距離的に可能な範囲であれば直接お会いして、企業の意向とインフルエンサーの意向を直接確認する事も行っているそうです。企業がインフルエンサーを選択する時の視点は親和性の高いマイクロインフルエンサーをたくさん持つ事がインフルエンサーマーケティングのポイントです。

優良顧客になりやすい顧客の獲得を目指したインフルエンサーマーケティングは「リテンションマーケティング」の起点ともいえるのではないでしょうか。

 

記事 : R.M.

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