2024年1月30日

AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナル(SAP-C02)

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はじめに

パブリッククラウドサービスの中でAWSは高いシェアを占めており、技術習得を図っている技術者の方も多いのではないでしょうか。知識や技術力を証明する方法の一つとしてAWS認定を取得する方法が挙げられますが、今回AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナル(以下SAP)の資格取得をすることができましたので、受験した感想と学習方法について紹介いたします。

AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナルとは

AWS公式のベンダー系資格です。AWS認定試験の中では上級レベルの位置づけです。
出題範囲はアーキテクチャ、ネットワーク、セキュリティ、コスト最適化、事業継続性、パフォーマンス、ワークロードの移行など範囲は広く、AWSのみではなくシステム全般の知識も必要となります。
この試験の受験対象者は以下とされています。
・AWSサービスを使用してクラウドソリューションの設計・実装経験が2年以上ある。
・クラウドアプリケーションの要件を評価し、アプリケーションのデプロイについてアーキテクチャに関する提案を行う能力がある。
・組織内で複数のアプリケーションやプロジェクトにまたがるアーキテクチャを設計する際、専門家としてガイダンスを提供できる能力もつ。

問題数  :75問
時間   :180分
解答タイプ:単一選択問題、複数選択問題
受験料  :300USD

受験料は300USDと高額ですが、別のAWS認定試験に合格した際に取得した50%OFFバウチャーを利用したため、今回は150USDの料金で受験する事ができました。

その他の詳細については以下の公式試験ガイドをご確認ください。
公式試験ガイドURL
https://d1.awsstatic.com/ja_JP/training-and-certification/docs-sa-pro/AWS-Certified-Solutions-Architect-Professional_Exam-Guide.pdf

受験した感想

問題数が多いだけでなく、一つ一つの問題文と回答の選択肢の文量が多いため回答に時間を要します。試験時間は180分ありますが、全問回答するのに終了時間直前までかかったため、最後に見直しまで実施する時間はない状況でした。また、AWSはサービス数が多く、広い分野に分かれており、同様にSAP試験も範囲が広いため普段の業務で使用した経験がないサービスが多く出題されました。結果として、合格できましたが、合格ラインをわずかに上回る点数での合格でした。
・問題数が多く時間が足りない
・サービス数が多く範囲が広いため専門外の分野の回答が悩ましい

実践した勉強方法

認定試験対策の学習期間は2週間程度です。今回の主な学習方法は書籍とAWSサービス別資料の2つのみです。

① 書籍を購入して学習
『AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル 改訂第2版』著者:山下光洋

上記の書籍を用いて学習しました。模擬問題が載っておりすべて回答して9割5分程度の正答率でしたが、実際の問題のほうが難しかったため、AWSが公開している問題集や模擬試験を活用することをお勧めします。

② AWSサービス別資料
公式リンク
https://aws.amazon.com/jp/events/aws-event-resource/archive/?cards.sort-by=item.additionalFields.SortDate&cards.sort-order=desc&awsf.tech-category=*all
書籍の内容や模擬問題で理解が不足しているサービスの詳細についてはAWSサービス別資料を使って学習するとよいかと思います。

今回は合格ラインギリギリでの合格でしたので、AWS Skill Builderを利用して学習すれば、余裕もって合格ラインに達することができたのでは思います。AWS Skill BuilderとはAWSが提供するオンラインのデジタルトレーニングです。無料の学習コンテンツと有償のサブスクリプションのプランがあります。

公式練習問題集は無料で利用できますが、公式模擬試験は有償のサブスクリプションに入会する必要があります。

公式リンク
https://aws.amazon.com/jp/certification/certification-prep/

終わりに

今回はAWS認定試験を受験した感想について紹介させて頂きました。資格試験の受験勉強をすることによって、普段利用しない技術領域の知識も得ることで技術的な視野を広げることもできます。弊社ではAWS技術者の育成にも力を入れており、認定試験合格者も少しずつ増えている状況です。
AWSに関するご相談やご提案の依頼がございましたらお気軽にご連絡頂けますと幸いです。

記事 : s.h

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