2025年10月15日

Wi-Fiに種類があるって本当?

突然ですが、快適なインターネットライフをお過ごしでしょうか。私は過去に、Wi-Fiが不安定なため結局自宅でスマホの4Gを使用し、動画を視聴するなんてこともあり、速度制限にお世話になることもしばしばありました。そこでWi-Fiを安定化させるべく調べていると、なんとWi-Fiにも種類があることがわかりました。

今回は、Wi-Fiの種類についてまとめましたのでぜひご覧ください。

Contents

Wi-Fiとは

Wi-Fiとは、無線機器の相互接続性を保証する無線LAN技術の国際標準規格であり、それを搭載した製品につけられるロゴの登録商標です。簡単に説明すると「無線でネットワークに接続する仕組み」のことです。ほかにも身近なもので言えば「Bluetooth」も無線通信の一つです。身の回りの無線通信では多くの製品がWi-Fi規格を使用しているため、総じてWi-Fiだと思われることもしばしばあります。

Wi-FiというのはWi-Fi Allianceという団体の名称から来ており、アメリカで無線通信を普及させるためにできたブランド名です。無線通信規格の正式名称はIEEE 802.11シリーズというもので、IEEEと呼ばれるアメリカの電気・電子技術に関する学会が策定した、通信を認められたことを示すものです。

少し話しが難しいので、
・無線通信の一つとして「Wi-Fi」がある
・Bluetoothとは仲間だが別のもの
ということを覚えてください。

ただでさえ仲間がいて複雑なのに、Wi-Fi自体にも種類があることはご存知でしょうか。

 

Wi-Fiの種類

時代のニーズとともにWi-Fiも成長しています。Wi-Fiが成長?どういうコト?と思われるかもしれませんが、4Gより優れている5Gが出たようにWi-Fiも過去に比べ性能が良くなっています。
「Wi-Fi」とひとくくりにまとめて呼ばれるため、気づきにくくなっていますが実はWi-Fiは7世代に分けることができ、現在の最新版は2023年に解禁されたWi-Fi 7(IEEE 802.11be)というものです。表にまとめましたので一覧で7世代の違いを見ていきましょう。

※bps … 1秒間に送受信できるデータ量を指す単位。1Mbpsは1秒間に約1Mbit分のデータを送受信できる。
※GHz … 周波数の単位。それぞれを比較したとき2.4Ghzは障害物に強く、5Ghzは通信速度が速い特徴がある。余談だが電子レンジは2.4Ghz帯の電波を使用しており干渉しWi-Fiが不安定になる可能性もある。

 

こうして表で見てみると世代を経るにつれて最大通信速度が大きくなっていることがわかります。最新は7世代ですが2023年に登場したこともあり、第6世代の機器の種類が豊富で売れ筋が良いようです。私もWi-Fi 6Eのルーター(Wi-Fiに接続するために必要な機器)を使用しています。

最新のものを買っておけば間違いはないのですが、それなりの予算を必要とします。
では自分に必要な通信速度とはどれほどでしょうか。

必要になる通信速度

前項の表にあるように、情報がたくさんあると何を基準に選べばよいのでしょうか。
Wi-Fiの速度というのはルーターの性能に大きく左右されます。表中にある最大通信速度というのはあくまで規格上の最大値であり、普段の生活の中でこれだけの速度が出せるわけではありません。以下、必要になる推奨速度を出してみました。

※公式の情報ではなく有志で調べている方の情報を参考にしています。

こうしてみてみると普段の生活において求められる通信速度は、そこまで速くなく、Wi-Fiの3世代の最高速度でも十分に満足できるように感じます。

ですので、私の体感にはなりますが大体の人は80Mbps~100Mbpsあれば快適にインターネットを利用できるかと思います。
では、高い通信速度が必要になる人とはどのような人でしょうか。

◆定期的に大きいファイルをダウンロードする人
ゲームを例にするとわかりやすいですが、昨今のゲームはオンラインでダウンロードする形式や定期的にアップデートが実施されるものが多いです。表中の例に挙げたゲーム「荒野行動」ではアプリサイズが2.8GBあるため、通信速度10Mbpsでダウンロードすると仮定した場合、約5分程必要かと思います。iPhoneの写真をiCloudにバックアップするときなどは30GBを超える場合もありますので、相応に時間がかかってしまいます。

◆同時に複数の処理をする人
仕事でビデオ通話をつなぎながら裏で作業を進めていくなんてことも増えてきたのではないでしょうか。かくいう私もオンライン会議をする傍ら、資料を作成したり会議内で出てきた語句を調べることがあります。複数の動作を安定して行うためには、余裕を持って通信速度を確保しておく必要があります。

◆複数人で居住している人
Wi-Fiを複数人で使用することになりますので、それだけの通信速度が必要です。上記にある「複数の処理をする」ということに似ていますが、3人が同時に回線を利用した場合それをカバーできるだけの通信速度が必要になります。

これらに該当する人や回線にこだわりのある方は必要に応じて世代の新しいWi-Fiをお勧めします。

現在どれくらい速度出ているのか気になる人は
インターネット回線の速度テスト|Fast(https://fast.com/ja/
などで確認できますので調べてみると使用している回線の通信速度を数値で見ることができます。

次に実際に使用することになる無線機器をいくつかご紹介します。

商品紹介

価格比較サイトをもとにランキング上位にあるものを抜粋してご紹介したいと思います。参考にした価格はこのブログを書いているときに参考にしたため、変動している場合がございます。ご注意ください。

Wi-Fi7

TP-Link Archer Be550
最安価格:¥21,852(2025年5月12日 価格ドットコム調べ)
参考ページはこちら
最大9214Mbpsの速度を実現するトライバンドWi-Fi 7ルーター。スムーズな4K/8Kストリーミング・快適なAR/VRゲーム・超高速ダウンロードを実現。

 

Wi-Fi6E

NEC Aterm WX5400T6 PA-WX5400T6
最安価格:¥16,358(2025年5月12日 価格ドットコム調べ)
参考ページはこちら
Wi-Fi 6E(11ax)対応無線LANルーター(6ストリーム)。「OFDMA(直交周波数分割多元接続)」により、複数の端末と接続したときでも安定した通信が可能。

 

Wi-Fi6

BUFFALO AirStation WSR-5400AX6P-BK
最安価格:¥13,708(2025年5月12日 価格ドットコム調べ)
参考ページはこちらから
プレミアムモデルのWi-Fi 6対応ルーター。 「Wi-Fi EasyMesh」に対応し、手軽にメッシュネットワークを実現する。

 

Wi-Fi5

NEC Aterm WG2600HP4 PA-WG2600HP4
最安価格:¥8,780(2025年5月12日 価格ドットコム調べ)
参考ページはこちらから
Wi-Fi 5に対応した同時利用タイプのWi-Fiホームルーター。家中にWi-Fiを張り巡らせられる「メッシュ中継機能」を搭載している。

今回ご紹介した商品は参考ページのランキングをもとに世代ごとに選んだものになります。ほかにも様々な機種がありますので、ぜひ見てみてください。

 

まとめ・注意点

実はここまでお話した機器だけを買ってもネットワークに接続できない点に注意してください。ネットワークへ接続するにはプロバイダとの契約が必要になります。回線契約の内容次第ではルーターの機能を最大限に活かせない場合があります。プロパイダについては説明が長くなるためここでは割愛させていただきます。詳しくはこちらをご覧ください。
NTT東日本 FLET’S光
おすすめのプロパイダは弊社ブログでご紹介しておりますのでご参考ください。

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記事 : BSサービス事業部 C.Y

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