2023年3月17日

どうして手書き?再春館システムの新サービス「SHIORI」とは

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SHIORIとは

こんにちは。
再春館システムCS推進室の佐藤です。
今回は、弊社が提供しているSaaSサービス「SHIORI」について、開発に至った経緯や「SHIORI」を用いたDXの成功事例をご紹介したいと思います。

2019年にグループ会社である再春館製薬所のコールセンターへ導入した「SHIORI」は、手書きの顧客情報のメモを管理できるタブレットお客様カルテで、「手書き業務」を紙からタブレット端末へ置き換えることで、ペーパーレス化、従業員の業務時間の短縮を実現してきました。

再春館製薬所のコールセンターでは、お客様情報を記載したお客様カルテや、お客様へのメッセージカード等、沢山の場所で「手書き」を行っており、枚数は1日で7,000枚以上。
その維持や保管に大きな課題を抱えており、ペーパーレスを実現するために「SHIORI」による手書き業務のデジタル化に踏み切りました。

「SHIORI」は、それまでの業務を変えることなく「手書きのままの入力」とし、これまで同様の業務を行う設計がなされています。
せっかくのデジタル化、現在業界で注目されている「DX」ではそもそも「手書きのままの入力とする」のアプローチ自体を良しとしないのではないでしょうか?
ではなぜ、「SHIORI」は「手書き」にこだわったのでしょう。

手書きというアプローチ

みなさんがさっとメモを取るとした場合、何を使いますか?
また、後から記録を見返すシーンとして、学校の授業を思い描いた場合、多くの人が使っているツールは、メモ帳やノートではないでしょうか?

手書きには
 ・大事なことを手早く書き留めることに優れる
 ・文字の大きさや太さ、色により多彩な表現ができる
 ・書くこと自体に意識を大きく割かれることはない
 ・気持ちが伝わりやすく、活字に比べ人に読まれやすい

といった素晴らしい利点が存在します。

再春館製薬所の基本的な考え方は「お客様の悩みに寄り添う事」です。
親身になって相談にのり、化粧品以外の話題で長時間話し込むことも珍しくありません。
そういったお客様とのやり取りの中で会話に集中しながら記録を残すための最も優れたアプローチが「手書き」でした。

SHIORI導入による業務改善効果

業務時間の改善
「SHIORI」の導入後、紙運用を廃止したことにより紙の購入費用、保管場所、管理に関わる時間の大幅な削減を実現。また、紙のフォーマット修正や新規作成、差替えにかかる時間もほぼなくなり、その他の価値ある業務に従事する事ができるようになりました。

その他、利用者の声
 ・手書きで書いたように今までどおりの表現ができ、書き心地に違和感もない
 ・多様なペンを持ち変えなくて使用でき、消しゴムも使えて便利
 ・在庫管理の必要がなくなり、空いた時間を有効に使えるようになった
 ・紛失リスクがなくなった

このように、手書きのままでの紙運用からデジタル化への置換えというとても単純な導入ですが、その効果は劇的でした。
紙運用に関わる、用紙の購入費用や管理場所が不要になったほか、その管理にかかる時間を他のことに回すことができるようになりました。
また、在庫管理や帳票を探すといった非生産的な作業に要する時間をなくし、その分の時間をお客様対応の時間に充てることができ、全体の生産性も大きく向上できています。

まとめ

今回のブログでは、「SHIORI」を開発するに至った経緯と再春館製薬所のコールセンターへの導入事例を通して、実際のご利用シーンや導入効果についてご紹介致しました。システム導入としては紙への手書きからデジタルの「SHIORI」に置換えただけという単純なものでありますが、十分な効果を発揮したことはご理解いただけたと思います。
この他にも「SHIORI」は様々な業種・業態のお客様に幅広くご利用いただくことが出来ます。紙カルテをご利用になっている施術院やスポーツジム、図面や計測にメモや記録を残している建築・建設業等のものづくりに関わる業種、属人化しやすい接客や営業職等、多くのシーンで活躍できると考えています。

現在、「SHIORI」は無料トライアルを実施中です。手書きや業務の属人化に課題をお持ちの現場ご担当者様、システムのリプレースやDXでお悩みの情報システムのご担当者様、一度「SHIORI」を試してみませんか。

■タブレットお客様カルテSHIORI
https://www.saishunkansys.com/service/tablet-karte/

記事 : S.S

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