再春館システムは入社するとすぐに熊本で研修があります。(初めての一人暮らしで大変なことがいろいろありましたが、この話はまた別の機会にでも…)
3月末に飛行機で東京を発って、4月~7月末まで社内外含め様々な研修を受けました。実際研修が終わってみて今思うと、行く前に思っていた何倍も熊本を楽しめたし、色々な繋がりも出来ました。もちろん技術など業務でこれから使っていくようなこともたくさん学びました。
そんな4月から7月までの3か月間の研修で、心境の変化があったこと等をブログとして書き記すことにしてみました。
Contents
調べることの大切さ
4月からの新入社員研修の中で、「定性的」という言葉が出てきました。しかし自分は定性的の意味が明確にわからなかったのと、なんとなく「定性的」という言葉がかっこよく感じて、日常の会話でも使えたらな、と思い実際に言葉の意味を調べました。
普段から分からないことが出てきたときに積極的に調べる姿勢や聞く姿勢はとても大事だと思います。それは社会人であれ学生であれ、どんな立場でも言えることではあると思います。
特に難しく言うつもりは無いのですが、人間として生きているならば誰しも日々学んでいると思います。無意識でも、その学んでいる過程で必ず調べることもしているはずです。
この調べることの技術はこれから先のAIが活躍する時代では最も大切な技術だと個人的に思います。というのもこれから先、調べればAIが全部答えてくれるのだと思いますが、その調べ方ひとつで、返ってくる答えは違うってこともポイントだと思っています。
例えば検索するとき、「定性的」と「定性的 ビジネス」とでは検索候補が異なり、自分が求めた答えに対する手間が大きく変わります。この検索する力は今後重要な力になると思います。個人的に仕事ができる人って、知識がたくさんあるのもそうですが、調べる力が非常に高いことも大きく関係していると思います。
再春館システムの社内では、AIの活用も推奨しています。ただ使い方を見定めることが必要で、何に使うかなどは吟味する必要があります。会社としてこれからどんどんAIと向き合って上手に扱っていくために、AIを扱うことに長けている人は重宝されるはずです!
人に聞くことの難しさ
調べると言ってもやり方は様々で、AIやネットを駆使して検索するほかにも、知識を持っている人に質問することも調べることの一つで大切なやり方だと思います。
こんなことを言いつつ、自分は気軽に人に話しかけて聞くことが苦手です。
そんな自分の癖で、話の流れで聞こうと思ったことも一回自分でまとめてから聞こうとすることが多く、その時には既に話が先に進んでしまっていて、聞くことを躊躇してしまうのです。
きっと質問される側はそんなことしなくても、とりあえず気軽に聞いて欲しいと思っているんだと思います(自分が聞く側だったらそう思っています)。
それを理解していてもやっぱり聞きにくいんです。忙しそうだし、こんな簡単なこと聞いてもな…等、ぶっちゃけ意味のないことを考えたりしがちです。こんなことを考えている間に、自分で出来るだけ解釈して飲み込むことになり、このパターンが自分の中では比較的多くなってしまいました。
ほかの人に遠慮して、相談することを後回しにして大惨事になることもあったりしました。本来はこうなる前に相談すべきなのですが…。
しかし、実際に現場で働いてみたら再春館システムは本当に良い先輩ばかりで、むしろ先輩から声をかけてもらえることも多く、自分のような人に聞くことが苦手な性格でも聞く姿勢さえしっかりしていれば全く問題はなかったです。
ただ、相談できる環境だけど、相談できる人の様子を窺って後回しにしたり、ものすごく気さくで接しやすい人でも、仕事の話や研究の話はしにくいな…そんな悩みに直結している人は多いのではないでしょうか。
それは相談できないあなたが悪いのではなくて、実はほかに理由があったりします。
心理的安全性と自分の悩み
そんな日々を送りつつ、とある研修の中で新入社員研修担当の方が、「心理的安全性」(聞きやすい環境や状態)という言葉をディスカッションをしている最中ポロっと発言されました。その時に自分の中で雷に打たれたような衝撃の納得がありました。
実際に心理的安全性という言葉について軽く説明します。
1999年にエドモンドソンが提唱した心理学用語で、「チームの他のメンバーが自分の発言を拒絶したり、罰したりしないと確信できる状態」と定義されています。
(参考文献:https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000230/)
心理的安全性が高いと、上司や周りの人に自分の意見や相談などがしやすいことだと捉えることが出来ます。
単に接しやすかったり話しやすいということとは異なり、意見を躊躇なく出せる、つまり仕事の関係として、とても健全な状態であることを示すものだと自分は解釈しました。とても健全と言ってもかなり曖昧な表現ですが、皆さんそれぞれが思う「健全」が担保されていることが重要だと考えます。
振り返ってみると、自分の人生の中でも心理的安全性が高い状況を作れていなかったことを実感しました。両親にもそうだし、先生や先輩にも心理的安全性が高いと言える人は非常に少なかったように感じます。
このブログを書いている時(配属されて1か月も経っていない)で既に、自分の会社の心理的安全性の高さを実感しています。仕事として、なんでも聞けるし雰囲気も驚くくらい良いと思います。もちろん会社は仕事をする場所なので、会社としての最適な間柄と環境はあると自分は断言できます。
話は逸れましたが、先ほどの個人的に見えるような悩みでも、実は世界には解決策が溢れていて、世界中で悩んでいる人がいるその分解決策だって大量にあるものです。先人の知恵って素晴らしくて、このような悩みをしっかりとロジカルに解決する方法があります。自分の悩みなんて大したことないんです。社会とは意外とそんなものだと実感しています。
悩むくらいなら調べてみたほうがいいです!言葉の調べ方の練習にもなりますしね!
出来る人ほどすぐ調べるように感じます。悩む前に調べて解決策が出ている印象です。実際に仕事が出来る先輩ほど何か分からないことがあったらすぐに調べている姿を目の当たりにしています。
言葉のバリエーションを増やす
会社はよく「風通しが良い」というたった一言で片付けられがちですが、新入社員ながら、自分の会社は細かい環境づくりがしっかりできていると思っています。
例えば先輩社員の方の雰囲気がやさしくて、それこそ心理的安全性が高い環境だし、オフィス内も静かすぎず騒がしすぎず、非常に良いバランスが取れていると思います。部署によって大きく異なりますが、在宅と出社のバランスも良いし、新入社員の自分たちの意見も良く聞いてくれますし、自分にとっては本当に良い環境なんです。
細かく表せばたくさん要素があるんですが、ひとまとめにすれば「風通しが良い」という言葉になるとおもいます。個人的にはその言葉だけで片付けたくないのです。もっとたくさんの魅力があるけどそれをどう表現するかを自分ではまだ見つけられていません。このようなときに適切な言葉がすらすらと出てくる人に凄く憧れがあります。そのためにも言葉を調べたり、人と話をすることで日々成長していけるよう努めたいと思います。
まとめ
社会で生きている中では、何かしら「調べる」ということはかなりの頻度で発生すると思います。
これからはこの「調べる」上手さが大切でどんな形であれ調べることが何かするための第一歩であると思います。
調べる手段の一つとして人に聞くことが挙げられますが、簡単に人に質問できることに越したことは無いですが、質問するだけでも悩ましいと思う人もいるかと思います。
たった一つの動作でも悩みを持つもので、日々生きている中では悩みはもっとたくさんあるんだと思います。
それらの悩みのほとんどは、過去に誰かが経験しているはずで、その解決策もたくさん蓄積されているものです。個人が深く思い悩んでいるものでも、過去の誰かが解決した方法が、ロジカルに解決してくれます。それならその解決策を「調べる」ことが最適なアクションであると考えます。どんな調べ方だっていいと思います。その調べるアクションこそが一番の成長に繋がると信じます。
わからない言葉があったら、是非、調べてみてください。その一歩が何かの変化を生むかもしれません。
記事 : BSサービス事業部 N.H
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