2023年3月31日

コールセンター業務における、ヘッドセットの重要性に注目

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オペレーターの職業病というべき難聴と、その予防対策

コールセンター業務は、お電話でのカスタマーサポートとしてお客様のお問い合わせ対応などを行うとても大切な仕事です。しかし、この仕事は、長時間の電話応対などで耳を酷使することも多く、その影響で難聴になってしまうこともあります。
難聴とは、聴覚器官や聴覚神経の障害によって起こる聴力の低下のことを指します。
難聴になってしまうと、コールセンター業務に従事する人々にとって大きな問題が生じます。例えば、電話の音量を上げることで、周囲の騒音を遮断し、相手の声を聞き取ろうとすることがありますが、その結果、さらに聴覚器官や聴覚神経に負担がかかり、難聴が進行してしまうことがあります。
そこで、コールセンター業務に従事する人々は、難聴予防のために、一般的に次のような対策を行うことが大切です。

● 電話応対の時間を定期的に休憩する
● 騒音の多い場所での業務を避ける
● 電話の音量を適切に調整する
● 聴覚保護を意識したヘッドセットを使用する

以上のような対策を講じることで、コールセンター業務に従事する人々は、難聴を予防することができます。自分の健康を守りながら、安心して業務に取り組むことができます。

コールセンターにおける、ヘッドセットの重要性

コールセンター業務において、ヘッドセットは非常に重要な役割を果たします。ヘッドセットを使用することで、以下のようなメリットがあります。

● 両手が空くため、書類への記入やパソコンを操作しながら電話応対ができる

お客様の応対の際に、ヘッドセット利用の場合は両手が空くので、書類記入やパソコン操作においては、通常の電話に比べると非常にスムーズな対応が可能になり、電話応対の品質を向上させることができます。

● 長時間の電話応対でも、首や肩への負担を軽減することができる

長時間の電話応対は、首や肩に負担がかかるのですが、ヘッドセットを使用することで、その負担を軽減することができます。

● スピーカーフォンと違い、周囲の騒音を遮断することができるため、相手の声をよりはっきりと聞き取ることができる

外部の騒音を遮断することで、聴覚保護具としても機能します。コールセンター業務のように長時間の電話応対が必要な場合、騒音が大きいとストレスや疲れがたまり、作業効率が低下することがあります。
加えて、相手の声をよりはっきりと聞き取ることができます。聞き取りにくい相手の声でも、正確な情報を得ることができ、聴覚保護だけでなく作業効率の向上も期待できます。
以上のように、ヘッドセットはコールセンター業務において欠かせないアイテムです。ヘッドセットの選び方や使い方については、各社から様々な製品が販売されており、環境やオペレーターの身体状況に合ったものを選び、正しく使いこなすことが大切なのです。

「耳」からはじめる働き方改革 “圧倒的な聞きやすさ”を追求した「音声通話支援システムmimiyori」

さて、ヘッドセットは、コールセンター業務において非常に重要な役割を果たすことを、少し理解していただけたと思います。
しかし、1日中装着するツールにも関わらず、選択する際にオペレーターの意見が反映されることは少ないという問題があります。この問題を解決するため、私たちは「オペレーターの労働環境の改善」を目的に、脳科学の観点から「聴こえやすさ」を徹底追求した「mimiyori」という音声通話支援システムを開発しました。
「mimiyori」は、聴覚保護を意識したヘッドセットとアンプであり、オペレーターに負担をかけずに長時間の電話応対が可能です。また、オペレーターの意見を反映した設計により、仕事のストレスを軽減し、コールセンター業務の正確かつスムーズな対応が可能になります。
私たちは、「mimiyori」を通じて、コールセンター業務に従事する人々の聴力保護と労働環境の改善に貢献していきたいと考えています。

次回以降、コールセンター業務の改善に向けて、どのように思考し、私達の知見を活かした開発を進めてきたかをご紹介していきます。

記事 : R.S

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