どうも初めまして。再春館システムの関西事業所の新入社員のT・Hです。
昨今、インターネット文化の発展に伴い、多種多様な通信方法や高速な通信速度が求められてきました。
そこで、今回はブログのお題として、実は知らない人もいるのではないかと思い、有線通信に大きくかかわるLANケーブルの種類による違いについてご紹介したいと思います。
この記事を読めば、貴方も明日からLANケーブルマスターになれるかもしれません。
Contents
有線接続(有線LAN)と無線接続の違い(無線LAN)
まず初めに、皆さんはインターネットへの接続方法に有線接続・無線接続を知っていますよね?
読んで字のごとく、線が有る接続 と線がない接続 のことであり、LANケーブルを用いた接続かどうかということです。
インターネットに接続するには、この2つの接続方法が用いられており、それぞれに特徴があります。
有線接続
まず、有線接続(有線LAN)ですが、通信ケーブルで機器同士を直接つないだ通信ということもあり高速・安定した通信が可能となっております。
通信速度を求められるオンラインゲームや4K等の高画質な動画視聴、大容量データファイルのアップロード・ダウンロード等をする際には有線接続(有線LAN)でのインターネット利用がおすすめです。
一方で、直接機器同士をつなぐ接続ということもあり、通信ケーブルが届く範囲でしか接続ができません。
また、通信ケーブルを使用する為、配線が見えてしまい、見栄えが良くないというデメリットもあります。
無線接続
次に無線接続(無線LAN)ですが、皆さんも聞いたことがあるWi-Fiもこの接続方法における通信規格の一つになります。無線接続では、電波による無線での接続を行う為、配線などが不要であり、自由に端末を移動させることができます。
また、端末同士の通信も容易に行え、同時に複数の端末と接続することができます。
配線が難しい場所での通信にはこの接続方法がおすすめです。
一方で、電波を利用しての接続ということもあり、電波が届きにくい場所など通信が不安定になることで通信速度が低下する等のデメリットもあります。その他に、SSIDやパスワードの流出によって無断で接続され、情報流出等のセキュリティ面での注意が必要でもあります。
LANケーブルとは
では、有線接続(有線LAN)・無線接続(無線LAN)の違いも分かったところで、この記事のタイトルでもある有線接続で利用されるLANケーブルについて迫っていきましょう。
まず、LANケーブルはネットワーク配線で使用するケーブルの一つである。「LAN」とは「Local Area Network」の略であり、近接範囲内の機器同士をつなぐネットワークを意味しています。
LANの一般的な通信規格である「イーサネット(Ethernet)」では、いくつかの種類のケーブルが採用されており、その中ではLANケーブルが最も多く普及しています。
また、無線通信が普及した現在でも、通信速度やセキュリティの問題から有線接続が求められるシーンは数多くあり、LANケーブルは有線ネットワークにおける必需品として活用されています。
LANケーブルには種類がある!?
そんな有線接続において引っ張りだこのLANケーブルですが、実は様々な種類があり、いくつかの方法で分類できることをご存じですか?
今回は、LANケーブルの分類方法とその中でも性能別に分けることができるカテゴリについて、より詳しくご紹介していきます。
まず初めに、分類方法ですが大まかに4つの特徴から分類することができます。
シールドの有無
LANケーブルの中には、ノイズによる通信品質の影響を軽減するために外側にシールドが施されたものがあります。1つがUTPケーブル(Unshielded Twisted Pair Cable)といい、シールド処理が実施されていません。もう一方は、STPケーブル(Shielded Twisted Cable)といい、シールド処理が施されていますが、比較的高価になっています。
画像参照:https://www.sanwa.co.jp/product/network/lancable/stp.html
ストレート・クロス
ストレートタイプのLANケーブルは、内部で銅線が交差しておらず、両端が同じ配線になっています。対してクロスタイプのLANケーブルは、内部で銅線が交差しているため、両端の配線が異なっています。一般的には、ストレートタイプはパソコンとルーター間で、クロスタイプはパソコン同士の接続で使用されています。しかし、近年は配線の自動判別機能を搭載した機器が多くなった為、クロスタイプの必要性は薄れています。
画像参照:https://catvfaq.net/archives/343
:https://office110.jp/copy/knowledge/function/multifunction_device_lan_connection/
ケーブルの形状
LANケーブルには「スタンダード」・「スリム(極細)」・「フラット」といった形状の種類があり、求める通信品質やケーブルを設置する場所によって使い分けられています
画像参照:https://note.cman.jp/network/lan_cable.cgi
:https://cdn.sanwadirect.jp/contents/sp/backno/onayami_150304.html
カテゴリ(CAT)
カテゴリ(CAT)は、LANケーブルを性能で分類する規格です。「CAT5」・「CAT6」・「CAT7」といったケーブルの規格により、そのケーブルが属しているカテゴリを示しています。カテゴリの数字が大きいケーブルほど、高速での通信が可能です。
以上の4つの種類にLANケーブルは分離することができます。利用目的にあったものを見つける上で便利なので、ぜひ参考にしてみてください。
では、この分類の中でも、特に通信速度に関わる重要なカテゴリ(CAT)について、より詳しく掘り下げていきたいと思います。
このカテゴリ(CAT)はLANケーブルにおいて非常に重要な部分であり、LANケーブルが可能である最大通信速度を示しています。
また、カテゴリ(CAT)は現在7種類に分類する事ができ、数字が大きくなるほど通信速度が速く、伝送帯域が広がります。その差は、一番性能の低いものと一番性能の高いものでは、最大通信速度において400倍にも及びます。
LANケーブルは速い通信速度を出すうえでは大きな要素の一つになる為、しっかりと自分の利用するインターネット回線にあったものを選ぶのが重要です。
インターネット回線を10Gbpsで契約したとしても、LANケーブルが100Mbpsしか送れないのでは意味がありません。
もし、この事を知らなかった方は、一度自宅のLANケーブルをチェックしてみましょう。
まとめ
今回の内容はお役に立ちましたでしょうか?
皆さん意外とLANケーブルの事を気にしておらず、「実は通信速度が全然出ていなかった…」なんてこともあるかもしれません。
最近は、オンライン会議や4K動画、オンラインゲームに、eスポーツ等の高速通信が求められる環境が増えてきました。これに伴い、一度自身のネット環境を見直してみるのもよいかもしれません。
再春館システム
私が働く再春館システムでは、今回取り扱った題材に関わるようなインフラ関係の部署があったり、高速通信が求められるような環境で、日々研鑽に励んでいるeスポーツチームがあったりします。
もし当社に興味を持ってくださる方がいましたら、一度当社のホームページや活動をご覧ください。
また、今後もこのような当社に関わる様なお役立ち記事を発信していくので、良ければご愛読いただけますと幸いです。
関連リンク
再春館システム スポンサーeスポーツチーム(再春館SOL熊本)
記事 : BSサービス事業部 T.H
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