2023年1月5日

再春館システムの新人研修

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はじめに

企業の採用ホームページや、就活サイトには企業理念や給与、福利厚生など様々な情報が掲載されていますが、「入社した後、自分が具体的にどのような動きをするのか」という点についてはイメージしづらいのではないでしょうか。私も入社直前のころは入社後に研修があるということしかわからず、「どんな研修を行うのか、無事研修を終えられるのか」と戦々恐々としていました。そこで今回は、私の経験した再春館システムの研修内容を紹介いたします。次に入社する皆さんの研修内容とは異なる可能性もありますが、入社後のイメージをお伝えすることで、安心して再春館システムに入社するための手助けになれるとうれしく思います。

研修のスケジュール

今年度の研修は3ヶ月の間で行われ、最初の1ヶ月間は熊本県益城町にある再春館製薬所ヒルトップで再春館グループ合同の理念研修を行いました。この1か月間の研修が完了したのち2ヶ月間の技術研修を同じく熊本県益城町にあるテクノリサーチパークで行い、7月から各部署に配属となります。
このように入社から配属までの3ヶ月間は理念研修と技術研修に分かれています。
研修は熊本で行われますが、研修が終わった次の週から配属先での業務が始まるため、東京や大阪に配属となった新入社員は土日の間に引っ越しをしなければならず、研修期間中にその準備を始めることになります。

理念研修の内容

前述のとおり入社して最初の1ヶ月間は再春館製薬所で再春館グループ合同の理念研修が行われます。この研修には再春館製薬所、再春館安心安全研究所、再春館システムの3社の新入社員が参加します。5~6人の新入社員と1人の先輩社員で班が作られており、グループワークや研修の振り返り、社内見学など、多くの研修を班のメンバーと一緒に行います。この班のメンバーは同じ会社の新入社員が出来るだけ同じ班にならないようにされていたため、研修初期はかなり緊張しましたが、研修を通して会社の枠を越え同じ再春館グループの仲間、同期として仲を深めることが出来ました。

この1ヶ月間の研修では、再春館グループの福利厚生や各制度についての説明も行われますが、一番の目的は再春館グループの企業理念である「ありたい姿」を理解することです。座学やグループワークを通して「ありたい姿」とは何なのか、どのようにすれば実現できるのかについて考えます。また、再春館製薬所の商品について学び、使い、どのように業務が行われているのかを知ることで、企業理念がどのようにしてお客様の満足につながっているのかを学びます。
研修の最終日には1ヶ月間で学んだ「ありたい姿」とは何なのか、どのようにしてありたい姿を体現した社員になるのかを班ごとに発表します。この発表会には再春館グループの様々な方が見に来られるのでとても緊張しましたが、発表の方法や内容について班のメンバーと意見を出し合い、無事発表を終えられた時の達成感はとても大きかったです。

技術研修の内容

理念研修後の2か月間の技術研修はテクノリサーチパークで行われました。ここでは複数のIT企業が新人研修を行っています。ほかの企業の方々は合同で研修を行っていましたが、再春館システムの新入社員は5月から技術研修が始まったため、ほかの企業とは違う教室で研修を行いました。
2か月間の技術研修は、ITエンジニアとして業務を行っていくうえで必要なコンピュータやプログラミングの基礎知識を得るために行われます。内容は濃くJavaを一から学ぶことが出来るため、プログラミングの経験がなくても心配する必要はありません。私もJavaの経験がありませんでしたが、研修内容が全く理解できなくなるといったことはありませんでした。

研修ではテキストを利用した座学と、座学の内容を実装してみる演習を繰り返すことでプログラミングの知識と技術を身につけます。演習の時間ではお互いにわからないところを教えあいながら進めることが出来、同じ問題であっても違ったアルゴリズムで解決を試みていることもあったため、同期とともに研修を受けるからこそ得ることが出来る学びがありました。
また、2ヶ月間の研修の間に2回ほど学んだことが身についているかを確認するテストが行われました。テスト結果は自分がどの分野でどのくらいの正答率だったのかがわかるようになっていたため、自分の苦手なところや勉強が必要な点を知ることが出来ました。このテスト結果は再春館システムにも報告されるようなので頑張りましょう。
座学が全て終わると研修最後の演習が始まります。最後の演習では与えられた仕様をもとにグループでシステム開発を行い、成果物の説明や役割分担、工夫点などを発表する発表会を行いました。発表会という期日に間に合うようにスケジュールを立て、要件定義や実装、テストといったシステム開発の工程を体験しました。役割分担やシステムの仕様についてグループ内で何度も話し合い、協力することでぎりぎりでしたが何とか発表会に間に合わせることが出来、大きな達成感を味わうことができました。

まとめ

入社後の理念研修と技術研修について紹介しましたが、入社後の姿を少しはイメージすることが出来たでしょうか。どちらの研修も仲間と協力する場面があり、同期との仲を深めることができた研修でした。研修に対しては、真剣に取り組まなければいけませんが必要以上に身構えず、仲間との出会いを楽しみにしてもらえればと思います。

記事 : システムインテグレーション部 N.O