2022年7月28日

ベトナムってどんな国?

目次

Contents

再春館システムベトナムの堀です。

ベトナムに入国(海外赴任として駐在)して1年2ヵ月になります。
旅行などで何度か来ていましたが、実際に現地で業務をしていると見えていなかった所など、日々発見があります。

そこで今回は、オフショア開発をご検討されている企業様に少しでもベトナムとはどんなところなのかをご紹介できればと思います。

弊社(再春館システムベトナム)は、「ベトナム社会主義共和国」の首都ハノイ(北部)とフエ(中部)の2拠点で運営しています。
詳細は過去記事をご参照ください。

今回の記事では、ベトナムと一言で言っても普段皆さんがご存じないと思う事を主にピックアップして発信していきたいと思います。

まずは基本的な情報を発信いたします。

ベトナムってどこにあるの?

ご存知ない方は少ないと思われますが、一応記載します。
イメージとして、東南アジア(南国)の辺りや中国(中華人民共和国)の南方と連想されるかと思います。実際には、飛行機(日本の国際空港から)で約6時間(福岡・関西・成田など出発する場所により若干の誤差はあります)、距離にすると東京・ハノイ間で約3,661kmになります。
※東京・大阪間(第二東海自動車道の)片道の距離が約500kmになります。

時差については2時間あります。日本がAM9時の場合はベトナムではAM7時になります。

ベトナムって親日国?

東南アジアは比較的親日国が多いのですが、ベトナム も(おそらく)「親日国」です。

例えば、今では全世界に発信している日本文化「アニメ」ですが、「ドラえもん」「名探偵コナン」「NARUTO -ナルト-」と言った他国でも人気なアニメの名称を出せば「知っている!」と反応が返ってきます。

また、世代にもよりますが、日本のドラマも韓国ドラマに負けずと人気があります。
30、40代になると、「おしん」を知らないベトナム人が居ないほどの人気があるようです。
私も同世代なのですが、「おしん」の名前こそ知っていますが、大まかなあらすじ程度しかわかりません…。

北部(首都ハノイ)・中部(ダナン)・南部(ホーチミン)と地域によって若干の気質の差はありますが、南国のためか、国民性は非常にオープンで、知らない日本人にでも明るく・優しく・気さくに話しかけるほどです。時には、度が過ぎる場合もあり、その場で「我が家でご飯を食べていけ」と見知らぬ人間でもすぐに家に招きいれる人もいます…。

ベトナムって産油国!?

ベトナムって実は産油国だということを皆さんはご存じでしたか?
私は入国してから同僚に聞き、びっくりしました。

調べてみると産油量だと約35位なので産油国の中では下位ですが、2020年の時点で約10,024(千トン)を産油しています。
※1位のアメリカ合衆国は約712,729(千トン)です。

日本でも昨今の世界情勢の影響から色々な物価が上がっていますが、ベトナムでもガソリン代の上昇率は酷く、昨年2021年は1リットル当たり10.000VND(約50円)程度でしたが、2022年6月22日時点で1リットル当たり31.000VND(約155円)と約3倍になっています。

※VNDはベトナム通貨の「ドン」です。
※為替の関係もありますが200で割ると簡単に円計算できます。
 今の為替(2022年6月22日時点)だと170なので1割強の誤差がでるのでご注意ください。

ベトナムって活気がある?

ベトナムは南北戦争(1955~1975)での多くの犠牲者による人口減少の時期もありましたが、2020年の統計では約9800万人と1億人に迫るまで増加しています。
人口比率でみると25~35才の世代が一番多く、国全体が活気に満ち溢れています。
※平均寿命も約75歳と毎年少しずつ上がってきています。

ベトナムってIT振興国?

ベトナムのIT振興に関してですが、ベトナムでは日本に比べてより早い年齢の、小学三年生からコンピューター教育の実施を行っています。(※1998年に初めて成立した教育法に基づきます。)

また、政府主導で学校全体にデジタル化、IT機器導入を推進し、STEM科目(科学・技術・工学・数学)の強化に力を入れてきました。

ソフトウェアに関しては、中学生からソフトウェアコーディングやIT科目の授業が始まり、年間5万人のIT技術者を輩出する事になっています。

その結果、2020年の時点でベトナム国内には40万人のIT技術者が存在しており、ICT関連の売上は1,123億5,000万USドル(2019年)の規模になっています。
※Vietnam IT Market Report2020 参照
https://topdev.vn/Eng_VietnamITNation2020_ByTopDev.pdf

また、弊社フエ支社で提携しているフエ科学大学でも一層のIT人材育成・獲得を強化する体制を整えております。
※関連記事:https://www.saishunkansys.com/information/press/hue_internship/

では、ベトナム人技術者はどのような技術が得意で、ベトナムにオフショア開発を委託する場合にはどのような分野が向いているかについては、あくまでも、一例ではございますが得意な言語は、以下のようになっています。

JavaScript、PHP、Python、C#/.Net、Objective-C、C++、Ruby
※Vietnam IT Market Report2020 参照
https://topdev.vn/Eng_VietnamITNation2020_ByTopDev.pdf

弊社としては、他の開発言語も幅広く対応しておりオフショア開発をご検討されている企業のご担当者様は、まずはお問い合わせください。
さて、ここまで「ベトナム」の国がどんな所か簡単にご紹介しましたが、ご理解いただけましたでしょうか?

もちろんベトナムについては、ポジティブな内容だけでなく、ネガティブな内容もありますが、私としては、いかにそのネガティブな部分を克服しているかもお伝えしたいと思います。
※文化・モラルの違いから「日本の常識が海外では非常識」というのは本当です。

また別の記事にて、海外オフショア開発をご検討されている企業様向けに弊社でのオフショア開発への魅力をお伝えしていければと思います。

記事 : T.H

再春館システムのオフショア開発サービスはこちら