T.T
BSサービス事業部
チーフエンジニア
2014年 入社

この環境でメンバーの役に立っていきたい
現在の仕事
現在は某企業の調剤薬局向けのレセコン(レセプトコンピュータ)の保守運用を担当しております。レセコンとは、調剤薬局業務の中核となる診療報酬明細書を作成するシステムです。自分を含めてメンバーは4名の小規模チームですが、役割はプロジェクトマネージャー兼エンジニアで、いわゆるプレイングマネージャーです。お客様との密接なコミュニケーションを通じて法改正や業務高度化のためのシステム改修を行っています。BizDevOpsで言えば、DevOps中心の業務ですが、確実にBizの高度化にフィードバックされている作業だと考えています。

入社のきっかけ
私の趣味はゲームで、最初に就職した会社はゲーム開発会社でした。しかし、大変なハードワークで、その開発作業が自分のライフスタイルにも合わないと感じ、通常の業務システムを担当するSEになろうと思い、応募したのが再春館システムの前身であるネット情報システムでした。面接は現在のCOOでしたが、とてもフランクな面接で好感が持てたため入社しました。
再春館システムの印象・社風
私が一番に感じていることは、働きやすいということです。この会社に入社して、11年目になりますが、人間関係で苦労したことはほとんどありません。これまで仕事では失敗もいくつかして、会議などでは厳しい指摘やコメントを受けたこともありましたが、それに対して必ずフォローがありました。これによって、叱責されて落ち込むことはなく、育成してもらっているという感覚になり、なんとかその期待に応えようというモチベーションを持つことが出来ました。単なるコミュニケーションの良さだけでない、本当の意味での「働きやすさ」を感じる会社だと改めて思いました。
印象に残っている仕事、心に残っているエピソード
5年ほど前になりますが、現在サポートしている某企業から請負った開発案件が一番印象に残っています。本件は比較的大規模な請負案件で、私がプロジェクトマネージャーに抜擢されました。それまで私はプロジェクトマネージャーの経験がなく、上司や経験者の助言はあったものの、顧客対応の未熟さによる顧客との認識の齟齬、メンバーへの指示が稚拙で問題を一人で抱えて行き詰るなどで、請負のプロジェクトは炎上し大変なコスト超過になってしまいました。しかし、この窮地にエンジニアの稼働を調整し、プロジェクトにリソース投入していただくなど、全社を挙げてフォローしていただき、何とか最後まで踏ん張ることが出来ました。今、このことを振り返ると、すべての失敗が教訓になっています。ただ、この教訓は会社のフォローがあってこそのもので、赤字の一部は私への投資だと思って、今後何とか返していきたいと思っています。

将来の夢や目標は?
具体的な夢というものはありませんが、今の熊本事業所の環境の中でメンバーの役に立っていきたいという気持ちがあります。この事業所では、私も含め熊本で働きたいという人が比較的多くいるので、その人たちとともにこの事業所でワークバランスのとれた働き方が出来る土壌を作るための努力をしていきたいと思っています。さらに、若手の育成、自分のより一層の成長により、この事業所をより大きな高度な案件ができる部署にしていきたいと考えています。
【インタビュー後記】
Tさんは、見た目は大変柔和ですが、中学から大学の途中まで柔道をやってこられ二段の腕前です。階級は軽量級で、得意技はあの阿部一二三と同じ、背負い投げのようです。大変だったプロジェクトもこの柔道での鍛錬が効いていたかもしれませんが、プロジェクトの決め技は得意の投げ技ではなく粘りの寝技だったかもしれません。