T.N

               

BSサービス事業部
チーフエンジニア
2013年 入社

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冷静沈着なPMを目指して

現在の仕事

 私は2か月ほど前から製造業の受発注システム刷新プロジェクトに参画しています。このプロジェクトは、既存のホストシステムがサポート終了を迎えるため、新規のプラットフォーム上に再構築するものです。現在は要件定義を行っており、既存システムの動きを深く理解しながら、その機能を維持しつつ業務効率化や使いやすさの向上を目指しています。現在のチームは、4名の九州メンバーに、私が関西唯一のメンバーとして従事するバーチャルな開発体制ですが、近いうちに大阪から1名が加わり、大阪メンバーが2人になる予定です。全体のPMは九州のエンジニアですが、私はPLとして現場でのプロジェクトの推進を担当しています。現在はバッチ処理の部分を担当し、業務内容の把握に努めているところです。

社員

入社のきっかけと関西事業所での勤務

 私は当社の前身であるネット情報システムに新卒で入社しました。入社のきっかけは、大学の説明会で会社の存在を知り、最初に内定をもらった会社ということと、比較的安定した官公庁関連のシステムに関係していたという理由からです。福岡県出身で大学も福岡だった私は、東京に行きたいという強い希望はなかったものの上京することになりました。東京で4年ほど勤務していたとき、新たに関西事業所が設立されることを知り、東京の担当案件が一段落するタイミングで大阪への転勤を希望しました。私と妻はともに福岡出身で東京にはほとんど知り合いがいないこともあり、妻の姉が住んでいる大阪に住みたいということが一番大きな理由でした。関西事業所は設立間もないため人材が不足していたうえ重要な案件もあったため、比較的スムーズに希望が叶いました。現在、義姉家族のすぐ近所に住んでおり、子どもとともに大変楽しく充実したプライベートを過ごしています。

再春館システムの雰囲気

 先述しましたように私は顧客常駐で作業を行っていますが、再春館システムはイベントや懇親会が比較的多く、ほかの社員と交わる機会がたくさんあります。そのため、普段からさまざまな情報交換や良好なコミュニケーションを実現しています。業務でも上司及び後輩との間で忌憚なく意見交換や報告・相談しているため、コミュニケーション不足によるストレスがなく、とても働きやすい環境です。 当社がe-Sportsチームのサポートをしていることから社内ではゲームが盛んで、リモートでのゲーム大会も行われています。私もゲームが趣味で、先日は私を含めた3名が当社代表として企業対抗の大会に参加しました。結果は予選通過しましたが、全体で9位でした。

社員

印象に残っている仕事、心に残っているエピソード

 最も印象に残っている仕事は、大阪に転勤してすぐに配属され2か月前まで担当していた製造業の販売管理システムのリプレースプロジェクトです。この現場には、2019年から約6年間携わっていました。私にとっては初めての販売管理システムであり、さらにその規模の大きさも初めての経験でした。要件定義から設計、プログラミングまで幅広く担当しましたが、特に記憶に残っているのは、「要件がなかなか決まらずスケジュールに遅れが生じた」「ユーザーテスト不足が原因で不具合が発生し、解決に多くの労力を費やした」といった問題に直面したことです。 これらはシステム開発において一般的に直面する問題ですが、冷静に向き合うことで、基幹システム構成・システム技術の基礎知識、受発注の業務知識、顧客との接し方など、ノウハウの獲得とスキル向上ができました。さらにこの現場では初めて複数の部下を持ち、プロジェクトリーダー(PL)の役割を担ったことで、チームでの仕事の進め方も覚えました。これらは私の大きな財産となり、新しい案件に取り組む際も大きな不安を持つことなく入ることができました。

今後の抱負は?

 将来はプロジェクトマネージャーとしてプロジェクト全体を統括し、全責任を負って仕事を進めていきたいと思っています。そのため、プロジェクトリーダーとしてチームマネジメントのスキルをさらに高めていきたいと考えています。また、受発注システムに関わってきた経験を活かして、会社で推進している「製造業DX」にも関連する販売システムのソリューション構築にも携わってみたいです。

【インタビュー後記】

 私はT.Nさんが大阪に転勤してアサインされた案件の営業担当をしていたため、彼のことは比較的よく知っています。T.Nさんは一見すると物静かでおとなしいと思われますが、それよりも「冷静沈着」といった表現が適切です。これはエンジニアにとって基本的かつ重要なコンピテンシーであり、その基盤上に積み重ねる経験とノウハウは確かで信頼されるものです。これを武器として、難題をブレークスルーできるPMになっていただきたいと思います。