D.Y
BSサービス事業部
リーダー
2009年 入社
お客様の潜在的なニーズを解決する存在に
現在の仕事
現在は、BSサービス事業部東日本エリアに所属し企画から導入までを一貫してサポートするBizDevOps(ビズデブオプス)の案件に従事しています。
現在の具体的案件は製造業のお客様における販売管理システムの再構築プロジェクトです。ここでお客様の未来の業務を見据えたRFP(提案依頼書)の作成支援、BizDevOpsでいう「Biz」の部分を担当しています。これまでBizDevOpsというソリューションを念頭においたRFP作成の経験は少なく、当初はどういったことを聞くべきか、また成果物のイメージが掴めず苦労した点もありましたが、お客様のビジネスの成功と自身のさらなるキャリアアップのためにも大変重要な案件なのでしっかりと対応していきたいと考えています。
入社のきっかけと決め手
私は大学時代に数学を専攻しており、論理的な思考力が活かせるSEに魅力を感じたこと、そして「将来性のある分野で長く働きたい」という思いからITの世界を選びました。入社は再春館システムの前身であるネット情報システムです。入社の決め手は企業の合同説明会で最初に話を聞いたのが当社だったこと、そして当時の社長にフランクな印象を受けたこと、また、一番初めに内定をもらったことが入社を決める大きな要因となりました。
再春館システムの印象・社風:風通しの良さと経営層との近さ
ネット情報システムから再春館システムへと変わった当初は、経営層が変革を目指している一方で、私たち社員には「どうしたいのか」という情報があまり伝わらず、多少不安を感じていました。しかし、現在は全社会議などを通じて経営層の思いが直接伝わるようになり、風通しが良くなってきたと感じています。当社が抱える組織の課題として、東京、大阪、福岡、熊本といった複数拠点化による全社的なコミュニケーションの難しさが挙げられますが、会社側もこれを認識して拠点合同懇親会などの施策を通じて組織の連携や一体感を作り出そうとしていることが実感でき、非常に働きやすい環境だと感じています。
印象に残っている仕事:予算という大きな壁と達成感
最も印象に残っている仕事は、某企業の基幹システムにおけるデータモデル設計の仕事です。当時その会社が目指していた「総合企業への変革」という壮大なビジョンを受け、既存事業を内包する新規事業としてデータモデルを設計しました。しかしこの提案は予算の都合で却下され、既存事業の中に小さくシステムを作る形になりました。技術的な正しさに自信を持っていただけに悔しさがありましたが、システム開発においては「予算」という「技術力」だけでは超えられない大きな壁が存在することを初めて痛感しました。数年後、自身が提案した形でシステム再構築が行われることになった時、「自分の考えが正しかった」と実感し大きな達成感を得ました。この経験を通じて、システムを構築するのは技術だけではなく、予算や経営視点を含めた総合的な提案が不可欠であることを深く学び、現在のBizDevOpsの業務に大いに活かされています。
将来の目標:ITの力で課題を解決する存在へ
いつか達成したいと考えている目標は、単なるシステム開発者として終わるのではなく、お客様のビジネス課題を潜在的なニーズまで掘り起こし、ITの力で解決していく存在になることです。そのためには、新しい技術トレンド(特にAIなど)を学び続けること、お客様の事業や課題を深く理解する洞察力をつけること、そしてお客様やステークホルダーとの信頼関係を構築することが重要だと捉え、日々取り組んでいます。お客様がIT企業に求めているものは確実なIT技術力であり、そのIT技術力をベースにビジネスを語ることで、お客様の信頼と安心を得られると考えています。現在進行中のRFP作成支援の仕事は、まさにこの目標を実践する場であると位置づけており、これらの経験を積み重ねることで当社の事業成長に貢献したいと考えています。
【インタビュー後記】
本文でも記述したようにD.Yさんは数学科出身で論理的な思考を得意としていて、今回のインタビューにおいても理路整然とした受け答えが印象的でした。また、朴訥とした話し方のなかにも芯の強さがにじみ出ており、論理的な思考と粘り強さも併せもっていると感じました。システムエンジニア、特に上流においては論理的な思考に加えて、粘り強さが必須であることは論を待ちません。D.Yさんが長年鍛えてきた「DevOps」の確かな技術力に立脚した「Biz」でもって、当社のBizDecOpsビジネスモデルを粘り強く作っていってほしいと期待しています。